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S15シルビア S14ノーマルタービンセッティング

ユーザー様自身でエンジンを載せ替えされたエンジンのセッティングのご依頼。

聞くと某オークションで買ったエンジンに自分でインジェクターやエアフロその他エキマニ等々を自身で交換して最低限走れるようにして持ってこられました。

基本中古エンジンや自分で色々されている車両はトラブルが多くお受けすることはあまりないのですが、将来有望な若い方なのと元のエンジンの状態が良さげだったので引き受けさせて頂きました。

(弊社ではセッティングされる前に有料の車輌点検を行います。もしこの時に問題、例えば異音やクラッチの滑り等々があればお断りする例もあります)

今回ユーザー自身がセットアップしており、条件は…

S14エンジン

ノーマルタービン強化アクチュエータ付

エキマニからエンドまで交換

エアフロ80φR35。

インジェクター550cc

フューエルポンプ235

とのこと。

ポンプハーネス変わっていなくフューエルレギュレターノーマルだったので、最低限燃圧調整だけは出来るようにしておかないといけないのでこちらで手配して取り付け及び各部状態センサー数値の確認と点火時期のイニシャルを基準値に合わせてセットアップの開始。

ノーマルエンジンかつ中古の某オークションでの購入エンジンという油断できない状況でしたがイニシャル値からだいぶんずれていたので合わせてあげて徐々に回すも意外?!にもエンジンの状態はそれほど悪くありませんでした。

とはいえ今回はブースト圧 MAX1.0kPaの要望ですし、こちらもそれ以上はまわしたくないのもあり0.8kPaから1.0kPa まで合わせていきました。

80φでのR35といえば約500PS位で使用範疇なので明らかにオーバーキャパで低回転域エアフロ電圧値流量計測が有効に使えず、上の領域も実測値で60%強しか使えていませんでした。

400PS位までなら70φでセッティングを取った方が各色電圧値の流入空気量をセットアップしやすいので今後はユーザー様にそのようにするべきと伝えました。

最終

ブルー線0.8kPa時

278.5PS/5941rpm 38.9K g.m/4768rpm

オレンジ線1,0kPa

295.3PS/5922rpm 42.6K g.m/4788rpm

となりました。

オレンジ線のグラフのふれはブーストコントローラーの少しオーバーシュート気味になっている部分です。

意外にも綺麗な曲線が出来上がり、低ブースト圧でもパワーが思った以上に出たのが良かったです。

最後に今回の温度気圧湿度条件

気温37℃  気圧1009mbar 湿度54.6%

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