鈴鹿サーキットをメインに走られているRX-7。
不運なエンジンブローから他店にてリビルトエンジンに載せ換え、慣らしが終わったとの事で弊社へECUセッティングの入庫です。
早速セッティング前点検から、作業開始。
Vマウント化やラジエーターはDIYで行なえるほどの「サンデーメカニック」でフロントフェンダーも自身で交換されたそう。
各部装着パーツの確認とパーツの機能確認を行い、エンジンコンプレションも問題なくセッティング開始!
☆仕様☆
13B-REWノーマルエンジン+ノーマルタービン常時ツイン仕様
・GReddy エアインクス
・ユーザー様オリジナル Vレイアウト
・TOMEI フューエルポンプ 255l/h
・社外フロントパイプ+ストレートパイプ+HKSサイレントハイパワー
・A’PEXi パワーFC
過給圧の制御はパワーFC側で行う仕様で、1・2で過給圧を設定しています。
しかし、現状では過給圧の制御が出来ない事が判明。
そこで急遽ブーストコントローラー(GReddy Profec)の取り付けを行い、無事にHiとLoの過給圧の設定を行えました。
◆A.C.E+現車合わせセッティング◆
“A.C.E+ ADVANCE ECU P-FC(ノーマルタービン 常時ツイン)
337.274PS/5899rpm
44.590kgf・m/5150rpm
※赤色:ADVANCE ECU 緑色:他社セッティングデータ 紫色:ノーマル過給圧
セッティング前より馬力は+15PS向上しましたが、ピークを過ぎてからがなだらかに降下させている為、ドライビングフィーリングで体感できるものと思います。
トルクのグラフではピークの数値はさほど向上しませんでしたが、全域でトルクが向上しており、特に約4000rpm前後のトルクの掛り方を改善できた事で、こちらでも体感はしていただけると思います。
また、ノーマルの過給圧でも馬力/トルク共に新車時カタログ記載数値(3型)よりも向上させる事が出来ました。
セッティング中に気になった点を数点お伝えしておりますので、また次回以降の課題ですね!