数年振りに復活したRX-7!
以前の様にサーキットをバンバン走りたい!と要望に応えるべく、リフレッシュ&チューニング!
今回はVマウント化、タービン交換、燃料系のリフレッシュです。
数年稼働していない車両に充填されている燃料は変質しており、燃料全抜き替えが基本です。
それにフューエルラインに残る変質した燃料がフューエルポンプ、フューエルフィルターやインジェクターなどの作動に悪影響を及ぼす可能性がある為、これらは新品交換。
幸いフューエルタンク内には錆びが出ておらず、清掃を行う事で使用可能でした。
エンジンルームではインタークーラーを前置き仕様から、GReddy Vレイアウトキットへ取替。
この車両はA/Cレスである事から、エアコンコンデンサーが無くキット同梱の導風板では導風性能に不安が残り、より有効に導風させ冷却効果を上げる為に導風板を新規製作。
タービンも中古ではあるが、ユーザー様手持ちのGReddy T78-29Dへ取替。
車内には最新メーターである、Difi DSDFを装着。
DSDFは車両情報やサーキット走行で必要な情報を全て表示できるディスプレイ。
メーター系コントローラーやブーストコントローラーなど操作類はオーディオを取り外し、パネルを製作しコントローラーを一括配置する事でドライビングに集中できるレーシーなコックピットになりました。
これでサーキットへ復活の準備が整いました!
☆仕様☆
13B-REWノーマルエンジン+GReddy T78-29D
・GReddy Vレイアウトキット
・HKS RACING SQV
・SARD フューエルポンプ 265l/h
・660ccインジェクター
・A’PEXi パワーFC
・HKS EVC5
◆A.C.E+現車合わせセッティング◆
“A.C.E+ ADVANCE ECU P-FC(FD3S T78-29D)
407.528PS/6691rpm
46.292kgf・m/5578rpm
かなりパワーが出ました!
セッティングではエンジンのコンディションが良い事、マフラーの抜けが良すぎる事、ウエストゲートの容量不足などもあり過給圧をブーストコントローラーで制御できませんでした。
ブーストコントローラー側で過給圧を設定すると設定値以上に過給圧が掛ってしまい使用できない状況になりました。
最大過給圧を0.9kPaで抑えたいところブーストコントローラOFFの状態でも0.9kPaから少しずつ上昇し1.1kPaぐらいまで掛ってしまいます。
これの解消には、エンジン回転数/シフトポジション毎に過給圧を制御できる機能のあるブーストコントローラーを使用する、若しくは既設のウエストゲートの容量を大きいモノに交換するかの何れかで改善が可能かと思います。