今回もサーキットを走られるユーザー様で、元々他社にてセッティングされていたのですが、弊社にてリセッティングのご依頼。
グレードがRCでクルコンSWがない車両なのでユーザー自身がご準備されて取り付けられるという事で、取り付け完了したのでセッティング入庫されたのですが、これもまた中々のハンドル周りが面白いことになってました。
セッティング前の点検を行い、見ていくとどうもマフラーが径が太そうで確認すると消音バルブ付きの制作マフラーとの事。
FA24エンジンのセッティング経験上、NAだとやはりこの径だとトルクが出しにくい傾向にあります。
とはいえ依頼された仕事なのでセッティングを進めていきました。
結果
220.80PS/6776rpm
27.40kgm/4528rpm
因みに赤線は排気バルブを閉めた消音状態です。
もう少し伸びるかなと思ったのですが6000rpm以上があまり伸びなかった結果となりました。
マフラー径が排気ガス量や排気慣性に対し、経が太すぎると(一般的に言われる抜けすぎ)マフラー内の流速が逆に速くならず結果トルクが出ない結果となります。
勿論一概には径だけではなく曲げ形状や長さも大きく関わることから、特に自然吸気エンジンはマフラーがとても大事なパーツとなります。
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2025.3.17 白髭