HKSより販売されている数少ないセットアップキット。ボルトオンキットではないですが、エキゾースト関係はそのままで取り付け可能で、パイピングレイアウトは作らないといけないけど比較的使いやすいキット。
ただしエンジンは今回ノーマルなのと、キットウエストゲートだと最低ブースト圧でも約0.9kPaには到達するので、ウエストゲートな設定をさらに弱いタイプのSPに組替え、イニシャル圧を0.7kPaになるようにしました。
そうすればブーストコントローラー側でローブストとハイブーストで切り替え可能で、利便性も上がる為スプリングを交換しました。
エアクリーナーも取付、インタークーラー本体にはリリーフバルブも取り付けました。
セッティングも各回転数のMAPもほぼ決まり、イニシャルで狙った通り0.7kPa付近で収まりました。
あとはブーコンにて0.8 0.9 1.0kPaとパワーチェックをしていき下記の通りに…
0.8kPa時 382.5PS 43.7kg/m ブルー線
0.9kPa時 401.1PS 45.5kg/m マゼンタ線
1.0kPa時 417.4PS 47.7kg/m オレンジ線
と綺麗に揃いました。コンマ1ごとにこのパワー差なら、通常は0.8kPaで乗ってもらい、ここぞ!という時には0.9kPaで良いのかなということで、コントローラー側で0.8と0.9kPaにてセットアップ。
因みに過去にセッティングしているほぼ同じ状態のエンジンでTO4RやT78-29Dなどに比べるとピークはほぼ一緒になりますが、ブーストの立ち上がりは今回使用したGTⅢ-4Rの方が約300から400rpm早く立ち上がります。
今後はこのような大パワーFD3Sなんかは、今時のフルコン&電スロ化にして、トラコン制御にしたいものです。
誰か依頼してくれないかなw
今回も良い条件ではないですが忘備録のため
外気温31.4℃気圧1008.47mbar湿度50.7%